写経に興味を持っていたり、知っていたりしても実際にはやってみたことがない。
写経も仏教のことをよく知りもしない私が写経に行ってみたお話です。
そもそも写経とは?
お経を筆や筆ペンで写すします。
写経はお釈迦様へのラブレターとも言われていたりもします。
お釈迦様に関係することなので、うまいも下手も関係なく、「一字三礼」と言われるように、一字一字を仏様と思って、心を込めて書くことを心がけるそうです。
私の場合初めてなので、字をうまく書こうとしたり、なんらかしらの雑念を持ちつつ書き始めてしまいました。
でもだんだん、下手くそな字を気にしなくなり、文字の世界になんとなく入り込んでいる感覚になってきました。
すると文字を綺麗に書くということから解き放たれた感じがして、文字を書くことがだんだん楽しくなって、一文字一文字丁寧に心を込めて書こうとしたり、仕事を早く終わらせることこそ美学と考えてしまうので、写経を早く終わらせて見ようとしてみた。
写経中、色んな雑念と向き合い、「写経とは早く終わらせることが目的でも美学でもないんだよな」と気づく。
写経をするとどうなる?
もちろん人それぞれで、
お経はお釈迦様の教えで、それを文字におこしてみたり、言葉にしてみたり、それを生活の中で考えてみたりすることによって、お釈迦様の言葉が理解できるようになり、何かと気づくことが増えるらしい。
写経を初めての私がやってみると、お釈迦様の言葉なんてもちろんちんぷんで、全くわからない。
だが色んな自分の弱い部分しか見えてこないという状態になる。
字が汚い、集中力が続かない、正座が長続きしない、姿勢が悪くなるなど自分の悪い所に目が向けられてしまい、段段自分との戦いになった。
普段仕事している時とかだとあまり気にならないことだが、静かな場所で、黙々と写経をしていくと、姿結構自分の荒が丸見えだなと感じた。
初心者ならまず、自分の弱点と素直に向き合ってみるのもいいのかもしれないと感じた。
写経時間は人それぞれだが、初めての人だと大体1時間程使用するらしい。
写経できる場所
お寺です。
お寺によっては毎日やっていたり、第二土曜だけやっていたりと様々。
ネットで「写経コム」で検索して出てきた結果、私に都合がいいものをチョイス。
毎日写経が体験できて、初めてなので、安く、1000円でできるとこを見つけた。
写経で2000円のところもあるが、初心者にいきなり2000円はどうなんだろう?と疑問を感じ、1000円で体験できるとこに決めた。
お寺とか古いものが好きだったりする方はデートの一つに組み込むのもありなのかなと感じました。
私が写経へ行った場所
東京大田区にある
本寿院 というお寺。
私は京浜東北線『大森駅』からバスで5分というルートでお寺まで足を運んだ。
バスは、7番バス乗り場「新代田行き」もしくは8番バス乗り場「上池上循環」でいける。
写経受付時間:9時〜16時30分 (予約不要)
道具はお寺で用意されているので手ぶらで大丈夫。
今回行ったお寺は、ビルの中にお寺があり、外観はお寺の形をした建物ではない。
私が行った時は、私の他には3組ほどで、意外にも女性が多かった。
まとめ
写経のことも仏教のことも知らない私が写経に挑戦してみて感じたことは、私は体験してみて、初めての試みなので、とても楽しかった。
写経のことを知らなくても、写経には気軽に参加させていただけます。
字のへたくそなことなど気にしないように言ってもらえたり、基本姿勢などはあるが、きつければ足を崩すことも許していただけます。
周りのペースに流されず、自分だけのペースで自分の写経をすると、普段見て見ぬ振りしてきた自分の弱いところを思い出させてくれたりするかもしれない。
お経をただ筆で写すという作業だが、お寺の雰囲気や自分と向き合うことで心を落ち着かせることができるので、もし興味があったり、何か悩み事がある時などに参加してみるのもいいかもしれない。